>>622 梅毒は、梅毒(ばいどくトレポネーマという細菌)によって起こる性感染症で、治療しないと時間の経過とともに全身へ広がっていく病気です。症状は段階ごとに変化し、気づきにくいのが特徴です。 まず感染してから約3週間ほどで、感染した部位(性器・口・肛門など)にしこりや潰瘍ができます。これを初期症状といい、痛みがほとんどないため見逃されがちですが、自然に消えてしまうことも多く、「治った」と勘違いされやすい段階です。 その後、数週間から数か月が経つと、全身に症状が広がります。手のひらや足の裏を含む発疹、発熱、倦怠感、リンパ節の腫れなどが現れます。特に全身にポツポツした発疹が出るのが特徴で、かゆみがない場合も多いですが、人によってはかゆみを感じることもあります。この時期の症状も、しばらくすると自然に消えてしまうことがあります。 さらに治療せずに放置すると、数年〜数十年後に脳や心臓、神経に深刻な障害を引き起こすことがあります(後期梅毒)。ここまで進行すると、認知機能の低下や麻痺など、重い後遺症が残ることもあります。 重要なのは、症状が消えても体内から菌がいなくなったわけではないという点です。現在は抗菌薬(主にペニシリン)で治療可能な病気なので、疑わしい症状(特に「全身の発疹+しこり」など)がある場合は、早めに医療機関で検査を受けることが大切です。 もし「全身がかゆい・ポツポツが出ている」という状態なら、梅毒だけでなく他の感染症や皮膚疾患(蕁麻疹やウイルス感染など)の可能性もあるので、自己判断せず皮膚科か性病科での診察をおすすめします。